安芸(あき)の国(くに)・広島(ひろしま)を代表(だいひょう)したお菓子(おかし)ですと「もみじ饅頭(まんじゅう)」有名(ゆうめい)ですが、最近(さいきん)では「川(かわ)通り(どおり)餅(もち)」も負け(まけ)ていません。「川(かわ)通り(どおり)餅(もち)」とは、求肥(ぎゅうひ)の中(なか)に胡桃(くるみ)が入って(はいって)おり、きな粉(きなこ)がまぶしてあります。川(かわ)通り(どおり)餅(もち)は、広島県(ひろしまけん)吉田(よしだ)郷(さと)の小(しょう)豪族(ごうぞく)であった毛利家(もうりけ)が西国(さいこく)を制し(せいし)、広島(ひろしま)に城(しろ)を築い(きずい)た際(さい)に生まれ(うまれ)たと伝え(つたえ)られています。毛利(もうり)隆盛(たかもり)の基礎(きそ)を築い(きずい)たと言わ(といわ)れる毛利(もうり)元就(もとなり)公(こう)は、大変(たいへん)餅(もち)が好き(すき)だったと考え(かんがえ)られていて、毛利(もうり)元就(もとなり)公(こう)の餅(もち)好き(ずき)が川(かわ)通り(どおり)餅(もち)の誕生(たんじょう)の原点(げんてん)となっているかもしれませんね。この川(かわ)通り(どおり)餅(もち)を現代風(げんだいふう)の和菓子(わがし)として、蘇ら(よみがえら)せたのが亀屋(かめや)の川(かわ)通り(どおり)餅(もち)です。川(かわ)通り(どおり)餅(もち)の売り声(うりごえ)は、戦前(せんぜん)まで、広島(ひろしま)の冬(ふゆ)の風物詩(ふうぶつし)だったそうですが、三百数十年(すうじゅうねん)続い(つづい)た風習(ふうしゅう)も戦後(せんご)すたれてしまったそうです。それをもう一度(いちど)、広島(ひろしま)の名物(めいぶつ)として蘇ら(よみがえら)せるという願い(ねがい)を込め(こめ)て現代風(げんだいふう)和菓子(わがし)として創作(そうさく)されたのが、亀屋(かめや)の川(かわ)通り(どおり)餅(もち)です。和とじ(わとじ)本の(ほんの)印刷(いんさつ)がされている箱(はこ)が、レトロな雰囲気(ふんいき)で、丁寧(ていねい)に、1つ1つに爪楊枝(つまようじ)が刺さっ(ささっ)ているので食べ(たべ)やすく、ついつい一度(いちど)に5,6本(ほん)食べ(たべ)てしまうと言わ(といわ)れています。素朴(そぼく)な味(あじ)ですが、広島(ひろしま)市内(しない)の大手(おおて)スーパーを始め(はじめ)、デパート、キオスクなど限ら(かぎら)れたところでしか販売(はんばい)されていないそうです。そして、取り寄せ(とりよせ)の場合(ばあい)は電話(でんわ)かはがきでという古風(こふう)な感じ(かんじ)も「お土産(おみやげ)とは本来(ほんらい)こういうもの」という心意気(こころいき)を感じ(かんじ)ますね。広島(ひろしま)の有名(ゆうめい)なおみやげの一つ(ひとつ)で、上質(じょうしつ)の求肥(ぎゅうひ)に胡桃(くるみ)を加え(くわえ)た、素朴(そぼく)な中(なか)にも、雅(みやび)味(あじ)と風味(ふうみ)のある味(あじ)で、きなこもかかっていておいしくて、胡桃(くるみ)も多く(おおく)、食感(しょっかん)がたまりません。
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